いきなり前の人が立ち止まったらぶつかりそうになるよね。

かたりましょう、と打って真っ先に「騙りましょう」と変換された私のＰＣは
どうやら人狼に毒されているようです。

では、今回はWizOnで開催された【ハロウィンイベント】のミニゲーム
【人狼の館】を語ってみましょう。
なお、今回はWizOn以外の話が多めなので、カテゴリは雑記にしました。

この「WizOn人狼」は「汝は人狼なりや？」というパーティーゲームをオマージュしたミニゲームです。
実は、私はWizOnを始める前、半年ほどこの「汝は人狼なりや？」をプレイしていました。
WizOnを始めたのもこの【人狼】で知り合った方が、WizOnをしているのを見て始めたので、
【人狼】が無ければ私はWizOnに存在しなかったと言っても過言ではない。

【人狼】は元々アメリカ？で生まれたテーブルゲームで、
現在は対面式や、Skype式、リアルタイムの掲示板式や、短時間で終わるチャット形式など
いろんな形で遊ばれてます。
汝は人狼なりや？で検索しても、いろんな鯖がありますよ。

さて、そんな人狼ですが、簡単に言うと
「村」陣営と「人狼」陣営に分かれて、騙したり推理したりしながら対決していく対人ゲームです。
基本的にＮＰＣは一番最初に噛み殺される「第一犠牲者」だけですね。

ゲームでは話し合いの時間が限られてくるので、
村人の事は「○（白）」人狼の事は「●（黒）」と言ったように、略語がたびたび使われます。
私は無意識のうちに略語を使ってしまうので、≪≫付きで語っていきたいと思います。

【ゲーム内容】
夜明けと共に「人狼」に噛み殺された村人(第一犠牲者)が発見されるところから始まり、
昼・夜の２つを繰り返して進んでいきます。
人狼は村人に扮して紛れ込み、夜な夜な村人を襲っていきます。
話し合ったり、能力を使うことで人狼を見つけ出そう！というゲームです
（逆に人狼陣営は村を翻弄していきます）

【流れ】
昼：すべての人が話し合いに参加し、投票を行って１人を処刑（≪吊り≫と言います）します。
　人狼や狂人ももちろん話し合いに参加しますが、村人には誰が人狼なのかわかりません。
　人狼や狂人は、村人のフリをしたり、占い師のフリをして話し合いに紛れ込みます。
　占い師や霊能師、それを騙る人外は「自分は占い師だ！××を占った！結果は○だ！」
　と言った感じで推理材料を議論に与えます。
　（この行為を≪CO（カミングアウト≫と言います）

夜：人狼同士が話し合いをし、村人を１人惨殺（≪噛み≫と言います）します。
　役職を持たない村人は、１人で夜が明けるまで震えているしかありません。（誰とも会話できない）
　役職を持つ村人は、夜の間に能力を発揮します。

【勝利条件】
村陣営：「人狼」をすべて処刑すれば勝ち。「狂人」が残っていても構わない。
人狼陣営：人数が村≦人狼になれば勝ち。噛みだけでは難しいので、
　　　　　議論でうまく投票を操り、≪吊り≫も利用して村人の数を減らしていく。
狂人：自身の生死に関わらず、「人狼陣営」が勝利すれば勝ち。
妖狐：ゲーム終了時に「自身が生存していれば」勝ち。
　　「村陣営」「人狼陣営」どちらが勝っても狐が生存していた場合
　　「狐の一人勝ち」となる。（村と人狼両方とも敗北）
※WizOn人狼では、妖狐は存在しません。

【役職】
お互いに意思疎通のとれる人狼と、自分以外のだれが村人で誰が人外（狂人・人狼などのこと）か
わからない村人では、バランスに大きな差がでるので、村人には特殊な役割を持った人たちがいます。
―村陣営―
村人
　役職を持たない村人。「素村」と呼ばれます。参加者の中では大多数が素村に配役される。
　投票＝多数決で処刑先が決まるため、人狼たちはこの素村たちを騙して
　自分たちの有利なように進めたり、占い師は素村からの信用を得るために頑張ります。
　特殊な役割はないけど、結構重要なポジション。
　昼間の話し合いのログを読み返し、推理したり、夜中も結構忙しい。
　「村人CO（自分は村人です！という発言）」はご法度とされています。
　　占い結果→村人　霊能結果→村人　噛み→噛まれる
【WizOn人狼では】
　完全になんの情報もない、ただの村人です。日ごとに発言が変わることもないので、
　彼らの発言からは一切推理材料が得られません。　

占い師
　村陣営での重要な役職。１人は必ず存在する基本職。本物は「真占い」と呼ばれます。
　夜中に自分以外の１人を占い、その人が「人狼」か「村人」かがわかります。
　人外は占い師を騙ったり、噛むことが多いです。
　村人にとっては、貴重な情報源。
　　占い結果→自分を占うことはシステム上不可能。　霊能結果→村人　噛み→噛まれる
【WizOn人狼では】
　第一犠牲者が占い師でない限り、必ず存在します。自分を占うことはありません。
　ただし、占い結果が「ヒューマン、人狼の影あり」「女、人狼の影なし」などかなりアバウト。
　占いは「夜の間に行われる」ので、朝が来ると同時に、占った対象が死んでいる場合もあります。
　（つまり、占い先と噛み先が被る、ということ）

霊能師
　村陣営での重要な役職。１人は必ず存在する基本職。本物は「真霊能」と呼ばれます。
　昼間に処刑された人が「人狼」だったのか「村人」だったのか、夜中に知ることができます。
　処刑した人の色（○か●か）を見るためには、とても重要な役割。
　　占い結果→村人　霊能結果→自分の霊能結果は見れない　噛み→噛まれる
【WizOn人狼では】
　霊能は自動で行われます。参加者には含まれません。
　結果もシステムなので、嘘がありません。
　なので、WizOn人狼では単純に「占い結果」「護衛先」「噛み」が推理材料となります。

狩人
　村陣営での重要な役割。１人は必ず存在する基本職。
　夜中に自分以外の人を１人だけ護衛することができます。人狼や狂人も護衛対象です。
　ただし、自分を守ることはできないので、昼間の議論では村人に紛れ込み、
　見つからないように潜伏します。
　自分以外の色はわからないので、昼間の議論で見極め、護衛先を決める。
　護衛先を人狼が噛んだ場合、「平和な朝だ」などのログが出て犠牲者が出ない。
　狩人が真占いを護衛し、真占いが人狼を見つけ、村人が投票を揃えて処刑する、と言うのが
　村の一般的な勝ち筋。
　≪CO≫するタイミングなどが難しい。誰を守ったか、という日記（メモ）を書き、
　それを≪CO≫のタイミングに出すことが多い。これも重要な推理材料となる。
　　占い結果→村人　霊能結果→村人　噛み→噛まれる
【WizOn人狼では】
　プレイヤーがこの役割。ただし、村陣営の数には含まれない。
　≪吊り≫指定もプレイヤーが単独で行うため、投票もない。
　夜の間に１人を護衛することができる。
　勝利すると、弱体化した人狼と戦えて、倒した人狼の体からスフィアを入手できる。
　護衛した対象が噛まれた場合（平和になった場合）、「村人陣営」確定なので
　占い師だけでなく、素村を守ることも時には重要になる。

共有
　村陣営での２人１組の役職。参加人数によっては存在しない職。
　共有はお互いを把握でき、２人だけの専用のチャットが使える。
　それ以外に能力はないが、人外が共有を騙ることはほとんどない。
　なぜなら、≪共有CO≫をすると「相方はだれか」という確認がされるから。
　騙りが共有だと信じてもらうためには、もう一人人外が≪相方CO≫する必要性がある。
　狂人と狼はお互いが分からないので、示し合わせるのは難しく、
　≪共有CO≫が４人（２組）現れた場合、全員を≪吊れば≫人外を２人は確実に消せるので、
　人外としてはリスクが高い。
　なので、共有はほとんどの場合で「○確定」として扱われる。
　　占い結果→村人　霊能結果→村人　噛み→噛まれる
【WizOn】
　存在しない。ただし、PT（最大２人）でやれば、お互いに意見を出し合えるので、
　共有のような感じになる。１人よりは心強い。

猫又
　村陣営でのちょっと特殊な役割。人数や配役によっては存在しない職。
　≪吊られる≫と生存者の中からランダムで誰かを道連れにします。（道連れ先は選択できない）
　人狼に≪噛まれる≫と、噛んだ人狼を道連れにします。
　村としては≪吊り≫たくない仲間。人狼としては≪噛み≫たくない敵なので、
　潜伏するか、早めに≪CO≫するかは悩みどころ。
　システム的に、死ぬときに必ず誰かを道連れにするので、人外が騙るのはほぼ不可能
　（死んだ時点でバレてしまう）
　　占い結果→村人　霊能結果→村人　噛み→噛まれる。ただし、噛んだ狼は道連れとなる。
　（処刑された時点で「××さんは猫又に食われた姿で発見された」と道連れ者がわかる）
【WizOn】
　存在しない

―人狼陣営―
人狼
　人狼陣営の基本職。参加人数によって人数が変わるが、基本的に少人数。
　「狼」や「W」と呼ばれることが多い。最後に残った人狼の事を「LW（ラストウルフ）」と言う。
　お互いが把握でき、夜中には相談することができる。≪噛み≫先を指定するのは、代表者１名。
　昼間には村人に紛れ込み、議論に参加する。投票権も持っている。
　　占い結果→人狼　霊能結果→人狼　噛み→自分および仲間はシステム上噛めない
【WizOn人狼】
　村の中に２名存在する。占いを騙ることもあれば、２人とも潜伏することも。
　人狼が占いを騙った場合、占い結果は「必ず嘘をいう」という仕様になっている。
　元の【汝は人狼なりや？】は自分を占うことはまずない
　（真占いはシステム上自分を占えないので、自分を占った！と言ってしまった場合、
　その時点で破綻するから。）
　しかし、WizOn人狼の場合、自分を占うこともあるので、非常に厄介である。

狂人
　人狼陣営の基本職。１人は必ず存在する基本職。
　人狼の内訳はわからないけど、狼の味方。人狼側からも誰が狂人なのかわからない。
　占いと霊能結果は「村人」となるので、そこを利用して議論をかき乱し、
　狼が有利になるよう働くのが役目。投票権も持っている。
　自分が死んでも、狼が勝利すれば、勝利扱いとなる。
　生存者数としては村人としてカウントされるので、残った配役が狼狂村村では、
　まだ村＞狼という扱いとなる。この場合ＰＰ（パワープレイ）と言って、
　狼狂・村村がそれぞれ投票先を合わせ、引き分けに持ち込むことが多い。
　（数度の投票引き分けで、ゲーム自体が引き分けになる仕様の鯖の場合）
　　占い結果→村人　霊能結果→村人　噛み→噛まれる
【WizOn人狼】
　村の中に１名存在する。第一犠牲者が狂人の可能性もある。
　狂人は必ず占いを騙るという仕様のため、潜伏の可能性はない。
　占い結果は「完全ランダム」となる。なお、自分も占うこともあるので、非常に厄介。
　村人の話では「嘘の占いをした狂人は噛まれにくい…」ということだが、どうなのだろう？

狂信者
　人狼陣営の特殊な役職。人数や配役によっては存在しない。
　狂人とは違い、人狼の内訳がわかる。ただし、人狼側からは誰が狂信者なのかわからない。
　占いと霊能結果は「村人」となる。投票権も持っている。
　勝利条件は狂人と同じ。
　　占い結果→村人　霊能結果→村人　噛み→噛まれる
【WizOn人狼】
　存在しない

―妖狐陣営―
妖狐
　妖狐陣営の基本職。妖狐が存在する村には必ず１人は存在する。
　人数や配役によっては、陣営自体が存在しない。
　第３勢力で、ゲーム終了時（人狼or村人の勝利）に「自分が生存していれば」勝利となる。
　この場合、人狼・村人は敗北扱い。
　狼に噛まれても死なないが、真占いに占われると死ぬという特徴がある。
　占われて死ぬことを「呪殺（銃殺と呼ぶ）」と言う。
　投票権も持っている。占われず、かつ≪吊られず≫生き残らなければならないので、
　勝つのはなかなか難しい。占いや狩人を騙ることもある。
　　占い→村人　霊能→村人　噛み→死なない
　　（占われると翌朝死体で発見される。銃殺された場合、村人が噛まれるのと同じ表記となる）
　　（村人が噛まれる＆狐呪殺の場合、死体が２つ発見されるのですぐわかる）
　　（噛まれた場合、翌朝は「平和」となる。狩人の護衛成功と同じ表記）
【WizOn人狼】
存在しない

背徳者
　妖狐陣営の特殊な役職。人数や配役によっては存在しない。
　狐を把握することができる、狐の味方。狐は誰が背徳者か分からない。
　占いと霊能結果は「村人」となるので、そこを利用して狐が有利になるよう働くのが役目。
　投票権も持っている。
　自分が死んでも、狐が勝利すれば、勝利扱いとなる。
　ただし、狐が≪吊り≫や≪銃殺≫で死んだ場合、後を追って死ぬという特徴がある。
　　占い→村人　霊能→村人　噛み→死ぬ
　　（狐が死んだ場合、「××は狐の跡を追って自ら死を選びました」と表記され、すぐわかる）
【WizOn人狼】
存在しない　

さて、WizOn人狼では存在しない役職が多々出てきて、WizOnプレイヤー置いてけぼり間違いなしな記事になってきました
といっても、上記の役職は私がプレイしていたサーバーでの役職でして、
多いところだと３０以上？もの役職があるのだとか・・・・。

WizOn人狼は、ＮＰＣを利用してのミニゲームとなっているので、
村人から情報が得られない。霊能が自動。プレイヤーが狩人（つまり噛まれないし吊られない）
など、少し元の人狼ゲームとは違うところが多いですが、結構頭使います。

記事が長くなってしまったので、ここで一旦分割します。
次回は実際にプレイした時のものを利用して語っていきます！